業務効率アップ?!院内SEの七つ道具について

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院内SEとして働き始めて3年目になりましたが、個人用としていろいろなツールを導入してきました。業務で様々な対応をしていくうちに必要なものや便利なものを揃えるようになってきました。そこで今回は私が普段使っているツールをご紹介しようと思います。

マルチツール

院内の色々な部署や病棟を回っていると不意に呼び止められて機械の調子が悪いから見てほしいと言われることがあります。別件で回っているためにもちろんドライバーなどの道具は持っていません。そういうことが何度か起きたので、いつでも簡易的な道具を持ち運べるようにマルチツールを購入しました。

マルチツール

マルチツールも種類が様々で、十何種類も機能を備えているものもありますが、私が最低限必要と思ったのは以下の4つです。

  • ドライバー
    • 急に機械の故障で呼ばれてもすぐにネジを回して分解できるように簡易的なドライバーが必要
  • ナイフ
    • 現場では電源ケーブルやLANケーブルが散らかっていると使いづらいので紐やケーブルバンドなどで束ねていたりしますが、故障時や回収時などには他のケーブルと結びついていたりして取りにくいので切ることができるものが欲しい
  • LEDライト
    • PCのケーブル類は総じて見えにくい場所にあるものです。足元や手が届きにくいところに押し込まれていたりしてよく見えません。またLAN配線の作業時にも人目につきづらい天井付近に配線されているのでライトがあると便利です。
  • ペン
    • 部署に別件で用事があって訪れると、別の問い合わせをその場で受けることが多々あります。私は後述のツールでデジタル化しているので、ペンを持ち歩いていませんが、説明した図やテキストを渡すなどペンが必要な場合も多いです。

このような要件を満たすマルチツールとして上記の画像のマルチツールを購入しました。これで急な呼びかけでも対応できる機会が多くなりました。業務以外でもささくれを切ったりとかやすりで爪を磨いたりなどにも使えます(笑)

ペンは専用品なので予備を持っておくことをおすすめします。

デジタルメモパッド

問い合わせを受けて現場に向かうと紙とペンが活躍します。問題が起きているPCの番号をメモしたり、特定の患者さんなら患者IDをメモしたりなど筆記用具は意外と必須です。しかしA4用紙だと大きすぎて毎回A5サイズに裁断してたりするのですが手間がかかったり、後でPCに入力するので一時的にメモできればよく、フリクションボールペンを使っていたときもあるのですが、ペンをうまく収納できるものがなかったりと結構面倒でした。

そこで見つけたのがデジタルメモパッドです。

電子メモパッド

上記のようなメモパッドで、これだとペンを収納できるので持ち運びしやすく、何度でも繰り返し書いたり消したりできるので一時的なメモにはピッタリのものでした。大きさも8.5インチで大きすぎもなく小さすぎでもなくちょうどいい感じです。

ただAmazonなどの通販サイトで探すとどれも1000円以上で、ちょっと試してみるには少し手が出にくいものでした。しかし何と100均ショップで売っているとの情報があり、何軒か100均を回ってやっと見つけました。なんと550円(税込み)です!

私が見つけたのはダイソーのやつですが、最近はキャンドゥでも同じ値段で扱っていました。私はこれのストラップ部分に上記のマルチツールをつけて、席を離れるたびに持ち歩いています。どこで急に呼び止められても問い合わせの内容をメモしたり、時には機械を修理することもできるようになりました。

非接触型体温計

このご時世、朝出勤する前に体温測定することが義務付けられて習慣になってきました。以前は脇に挟むタイプの体温計を使っていたのですが、1分程度かかるのが面倒なのですぐ測れるものを探していました。たまたま通りがかった店でiPhoneに挿して使える非接触型の体温計を見つけました。

非接触型体温計(lightning端子)

iPhoneのライトニング端子に接続しておでこに近づけばすぐに体温が表示されるので、いつでも待ち時間なしで体温が測れるので便利です。非接触型体温計だと脇に挟むタイプと精度が悪いのではないかと心配でしたが、前髪がかかっている状態やメイクしている状態で測らない、首元などで測ればあまり精度の差はないようです。

無線キーボード(テンキー付き)

個人的な習慣として、週末前に机の上をアルコールシートで掃除するのですが、その時に机の上に何も置かずに拭きあげています。その際に無線キーボードだととても掃除がしやすいです。またたまに、パソコンの修理などで分解することがあるのでその時にも無線キーボードだと移動しやすいです。

またキーボードはテンキー付きを使っています。患者IDを打ち込むことがとても多いのでテンキーは必須と思います。病院から支給されるキーボードは有線キーボードなので、BYOD(Bring Your Own Device)で持ち込んだ私物のキーボードを使っています。

だいぶ昔に買ったものですが、長い間使っていても特に不具合なく使えています。電池交換が手間ですが体感で1年ほど持つのであまり気にならないです。

トラックボールマウス

キーボードと同じぐらいにマウスも多くの時間使いますが、長時間使い続けていると腱鞘炎になりやすいと言われています。最近PCを扱う仕事になった母も手が痺れると言っていましたが、私は幸い一度も腱鞘炎になったことはありません。長らくトラックボール式のマウスを使っているからではないかと思います。

トラックボールマウス

使い始めたころは癖があり戸惑いましたが、1日も使えば十分扱えるようになりました。細かい操作も大きく移動する場合も親指を動かすだけなのですごい楽です。特にデメリットらしいものはありませんが、唯一ほかの職員が操作するときに困惑してしまうことです…

私が使っているのは上の画像のものですが、現在はアップデートしてさらに使いやすくなっているみたいです。

スマートウォッチ

問い合わせで現場に向かうことも多い院内SEですが、プログラムやテンプレート作成で机に向かっている時間も多い職業でもあります。そのため長時間座りっぱなしになりがちですが、スマートウォッチを導入してから気を付けられるようになりました。

私は上記のスマートウォッチを使用していますが、1時間座りっぱなしだとスマートウォッチが振動してアラートを出してくれます。集中している際にアラートがなってしまうのは困り物ですが、一度席を立ちトイレや水汲み、ちょっと外の空気を吸いに行ったりと気分転換をするいいきっかけになっています。 同僚や上司はapple watchを使っていますが、自分が使っているものでもiPhoneと連携できて、歩数や心拍数、ストレス値など測れて電池持ちもいいので満足しています。

モニターアーム

職場ではマルチモニター環境で仕事をしていることが多いですが、モニターが多いと土台で意外と机のスペースが占領されてしまいます。そこでモニターアームを使うとモニターが宙に浮いている状態になるので、モニター下のスペースがフリーになります。そのおかげですっきりと机を使うことができますし、掃除する際にも楽で、モニターの向きを変えて人に画面を見てもらいながら説明することもやりやすくなります。

色々なモニターアームがあるので、好みと使用用途にあったものを選べばいいと思いますが、自宅では下記のモニターアームを使っています。

PCモニター兼ゲームディスプレイとして使っていて、縦置きと横置きと回転できるので重宝しています。

おまけ

自宅でもPC作業することが多いので、座る時間が長かったのですが最近、スタンディングデスクを導入しました。

スタンディングデスクで有名なのはFlexiSpotなどがありますが、最近は色々なメーカーから出ていて電動昇降式メモリー機能があるタイプを選びました。普通の机に台を置いてスタンディングデスクとしてやっていた時期もあるのですが、立ちっぱなしも足腰が疲れることが分かったので、昇降式デスクで立ち疲れたら座って、座り疲れたら立ってと切り替えできた方がいいなと思いました。

職場では普通の事務用両袖デスクを使っているのですが、いつか導入してもらえるようスタンディングデスクをアピールしています。