診療・診断に必要不可欠!看護師ってどんな仕事?

医療の人々看護師

病院では様々な職種の方が働いていますが、今回は看護師について調べてみようと思います。

看護師ってどんな仕事?

病院内で医師の診察や手術などのサポート役となり、患者さんの「心」と「体」をサポートするのが看護師です。病院では外来、病棟、手術室と担当が分かれていてそれぞれで業務内容も異なってくるそうです。病棟では、24時間の交代制で勤務することになり夜勤や休日出勤をする必要があり多忙なスケジュールのなか患者さんに寄り添っています。

看護師は保健・医療・福祉の分野で仕事を行う専門職です。 「看」は「手をかざしてみる」、「護」は「助ける、守る」の意味があるように、患者さんをよく見て、必要なサポートを行うというのが看護師の基本となります。

昨今は高齢化によりさらに看護師のニーズが高まっているそうです。

看護師になるには

看護師になるには看護師国家試験に合格する必要があります。その受験資格として看護系学科の大学や短大(3年制)、または看護学校などを卒業すると得られます。そして看護師の資格は一度合格すれば一生有効です。

看護師国家試験への受験資格

調べていて驚いたのですが、看護師国家試験の合格率は約90%以上と高く、3~4年の学生期間で必要な内容が十分に勉強できているんだろうと思いました。情報系の国家試験である、基本情報技術者試験は高くても30%程度なのでそれと比べても合格率の高さが分かります。

看護師の中には更に高い水準の技能・知識を持った認定看護師制度があり、より熟練した看護技術を施すことができます。私の病院にも訪問看護や緩和ケア、慢性呼吸器疾患など各分野の認定看護師が在籍しており、キャリアアップを目指せる職種となっています。

働く場所

看護師は看護職の一つですが、そのほかにも保健師、助産師、准看護師があります。それらの資格によって働く場所も多様になってきます。

代表的な場所が病院、クリニックや診療所。その他にも介護施設や老人ホーム、看護学校・保育所や学校、訪問看護ステーション。また市町村役場や保健所、企業の健康管理室など様々な場所で求められているので幅広い場所で働いています。

一日の仕事の様子(日勤の例)

8:30 患者さんの情報収集
夜勤帯に入力された電子カルテなどを確認

9:30 環境整備
ベッド周りの整備やナースステーション周りの書類や薬品、物品などを整理整頓

12:30 食事介助
患者さんの食事を配膳したり、一人で食事を取りにくい患者さんに対して手伝う

14:00 チームで話し合い
様々な職種でチームを結成し、今後の治療方針などを決めていきます

15:00 患者さんのことで相談
患者さん個別に病棟師長や他職種を交えて相談

17:00 夜勤帯の職員と交代
夜勤帯の職員と情報連携を行います。(夜勤帯は17:00~翌9:00まで)

17:30 業務終了。お疲れ様でした。

SEとの関わり

看護師も電子カルテを多く使います。医師からの指示を入力したり、指示を参照したりします。その中で使いにくい点や見づらいところがあれば改善の提案をしてもらっています。また、ITに疎い職員さんもいらっしゃいますので、電子カルテがうまく活用できずに業務になれないという声もあります。そういう方は基本的な操作方法や、マニュアル作成などサポートを行ったりもしています。

きちんと使えば便利なツールも、現場の人たちが使ってくれなければ何も意味がない無駄なものになってしまうので、現場の声を取り入れながらより良い医療情報システムになるように設定したり、ツールを導入して日々改善を行っております。