その数2000以上!?病院ではどんなソフト(アプリ)を使っている?
病院では様々な職種の方が働いており、その業務内容も多種多様です。
そして院内SEはその多くの職種に対応する必要があり、それぞれの業務で使っているアプリ(ソフト)も把握しておく必要があります。
ちなみにアプリとソフトの違いが良く分からなかったのですが、アプリ(アプリケーション)はソフト(ソフトウェア)の一種で、OS上で動くソフトウェアのことで、ソフトウェアはOSやカーネル、ミドルウェアなどを含めたものを呼ぶそうです。
今回はそのような病院内で使われているアプリについてまとめてみました。
職種・業務ごとに異なるアプリ
職種、業務、役職によって使うアプリが違ってくるのですが、院内SEは基本的にその全てを使えるようになっているので、 画面上に表示されるアプリの総数はかなりの数になっています。
入職したての頃はその全ての操作を覚えられるか不安に思っていたのですが、よく使うアプリは大体決まっており問い合わせが多いものから覚えていきました。
中には初めてのアプリについて問い合わせがあるのですが、その場で使い方を聞いて操作手順を覚え、すぐに解決出来ることであったり、調査時間が必要になる場合は一度持ち帰って検討しています。
電子カルテ業者から導入しているアプリ
職場で導入している電子カルテの業者では、電子カルテ以外にも医療情報システム全体をカバーできるパッケージを開発しており、大多数のアプリを一緒に導入しています。
導入しているアプリを数えてみると2000以上ものアプリがありました。中にはバックグラウンドで動いていて動きを意識させないようなものもありますが、とても膨大な数となっていました。
代表的なもので言うと、電子カルテを見るためのアプリであったり、病棟を管理するアプリや、投薬や検査などのオーダーをするアプリなど、どれも病院業務に欠かせないものとなっています。
しかし、改めて数えてみて2000以上のアプリがあることに驚きました。流石にこれらの全ての動きを把握することは開発会社でも難しそうなので、院内SEでは把握しきれないと思います。
院内開発で作成したアプリ
そして、電子カルテ業者が作成したアプリでは対応しきれない業務や、電子カルテなどのデータを集計するためのアプリなど病院独自に開発したアプリもあります。
こちらも数を数えてみると500以上ありました。2000の後の500ではインパクトに欠けますが、それでもかなりの数だと思います。
電子カルテを導入する以前から使用していたアプリもあるので、今は電子カルテ導入により代替出来たアプリもあり使っていないアプリもあります。
その内容は病院独自の文章を管理するためのアプリや、資材を発注するためのアプリ、病院の電子機器の管理アプリなどこちらも様々なアプリを使っています。
私が入職する以前から開発されており、そのほとんどがVB6で作られていました。今でも改修依頼があり、ソースコード読みながら修正をしています。
最近では職員用のインフルエンザワクチン接種予約プログラムの改修がありました。こちらは設定ファイルをいじるだけだったので比較的楽でした。
よく使うアプリTOP3!
膨大な数がある病院内のアプリですが、その中でも業務でよく使うアプリを紹介しようと思います。
第3位
外来で予約・受付した患者さんや、入院患者さんを一覧形式で見ることの出来る「患者一覧」アプリです。
外来や入院患者さんを一覧で見れるのはもちろんですが、問い合わせを受けた患者さんを指定する際にも使うので、 患者さんの情報を拾うためにまず最初に開くことが多いアプリになっています。
第2位
「カルテ一覧」アプリ
電子カルテを各種形式で開くことが出来、日時指定やカレンダー形式、様々なオーダーへのハブとなるアプリで、 患者さんに関する操作で問い合わせを受けた際に、最初に確認する画面になっています。
第1位
「ユーザーマスタ」 アプリ
病院では定期的なパスワード見直しが推奨されているので、パスワードを定期的に変えなければいけません。
更に半角全角ローマ字記号混合○文字以上など、パスワードに制約があるので忘れてしまう職員が結構います。 その際に初期パスワードに設定したりなどで頻繁に使うことが多いアプリです(笑)
効率的な管理を
病院内で使用している膨大な数のアプリですが、それぞれが業務改善に役立っています。
しかし、電子カルテの業者だけでも多く、さらに病院独自のアプリなども開発しているので全てを把握するのはかなり難しいです。
日々の業務で問い合わせを受けた際に初めて見るアプリなどもあったりして、まだまだ勉強中ですが、全てのアプリに対して対応できるようにいろんなアプリを使っていこうと思います。
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